「好きな時間に好きな場所で仕事ができる」や「資格や経験は不要で始められる」などの理由からWebライターを目指す大学生の方も多いのではないでしょうか。
しかし、魅力的な仕事のように見える一方、Web上には「大学生はWebライターやめとけ」という意見もあります。
大学生にWebライティングを勧められない理由には、どのようなものがあるのでしょうか。
この記事では、大学生がWebライターになることのメリット・デメリット、収入や始め方、注意点などについて解説します。
「大学生はWebライターやめとけ」と言われる理由
「大学生はWebライターやめとけ」と言われる理由の一つに、学業に支障をきたす可能性がある点があげられます。
Webライターの仕事は納期が厳しく、計画的なスケジュール管理が求められるため、Webライターと学業の両立が難しく、どちらかが中途半端になる可能性があります。
たとえば、案件の納期が大学のレポート提出期限やテスト期間と被ってしまうと、レポートの提出に間に合わなくなり、学校の成績が落ちてしまう可能性も考えられます。
また、そのほかの理由として、初心者ライターのうちはアルバイトの方が稼げるという点もあげられます。
Webライターとしての実績がない段階においては、時給換算すると割に合わないことが多いのも現実です。
しかし、地道に実績を積み重ねていけば、自分の好きな時間や好きな場所でアルバイト以上の金額を稼ぐことも可能です。
Webライターはリスクや注意点はあるものの、しっかりポイントをおさえておけば、一般的なアルバイトよりも稼ぎやすくおすすめです!
大学生にWebライターをおすすめする理由
前述のような理由から、大学生がWebライターになるのはやめるべきという意見もありますが、しっかりとポイントをおさえておけば、実は大学生にもおすすめの副業です。
続いて、大学生にWebライターをおすすめする理由を見ていきましょう。
バイトより高い時給を稼ぎやすい
一般的に、Webライターの収入は時給制ではなく、記事や文字数に対しての報酬制です。
そのため、仕事が速ければそれだけ時間あたりの収入を増やしやすく、アルバイトよりも高い給料を稼ぎやすい仕事だといえます。
たとえば、1時間で1,500文字書ける方が文字単価2円の案件を受ければ、時給3,000円となります!
空きコマや通学などのスキマ時間にも働ける
Webライターは、勤務時間を拘束されるアルバイトとは異なり、納期さえ守れば自分の好きな時間や場所で働くことができます。
スマホでできる作業も多いため、通学電車の中や大学の授業の空きコマで働くことも可能です。
また、友人から急な遊びの誘いがあった際などにも「アルバイトがあるから行けない…」と悔しい思いをすることもないでしょう。
就活でのアピール材料になる
アルバイトをして給料をもらう学生が多いなか、フリーランスのWebライターとしてみずから仕事を獲得した営業力や、周りと異なる経験などは就活時に評価材料となることもあります。
また、Webライターとして記事を書くうえで、文章でわかりやすく伝える力が身に付くため、Webライティングで培ったスキルは、エントリーシートや面接にも活かすことができるでしょう。
新卒フリーランスや学生起業も目指せる
大学卒業後は就職をする方が多いですが、大学生のうちから自分で稼ぐ力を身に付けていれば、フリーランスや起業など、雇用形態にとらわれない就職以外の道も見えてくるでしょう。
また、Webライティングから始め、Webメディア運営やSEOマーケティングなどに幅を広げ、学生起業を目指すことも選択肢に入るでしょう。
大学生Webライターの収入
Webライティングの案件は、時給1000円などの時間単価ではなく、成果物に対して計算されます。
成果物とは、自分の仕事の結果として生まれた完成品のことです。
Webライターの場合、クライアントから依頼された記事を書き終えて、提出する文章が成果物となります。
続いて、具体的に大学生Webライターの収入はどれくらいなのかを見ていきましょう。
Webライターの時間単価(時給)は?
Webライターの時給は、Webライティングが初心者の場合1文字0.5円程度、一般的なレベルで1文字1〜3円程度、上級レベルで3円以上が相場です。
Webライティングに慣れれば1時間あたり800〜1,000文字程度は書けるため、文字単価1.5円であれば時給1,200〜1,500円、文字単価2円であれば時給1,600〜2,000円が目安となります。
アルバイトとWebライティングはどっちの方が稼げる?
株式会社マイナビの『大学生のアルバイト調査(2024年)』によると、大学生のアルバイトの平均勤務日数は週3日、平均勤務時間は5時間。つまり1ヶ月に60時間勤務している計算になります。
2024年8月現在、もっとも最低賃金が低い秋田県(951円)ともっとも最低賃金が高い東京都(1,163円)、そしてWebライターではひと月あたりいくら稼げるかを比較してみましょう。
厚生労働省:地域別最低賃金の全国一覧
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/roudoukijun/minimumichiran/index.html
秋田県 | 時給951円×60時間=57,060円/月 |
東京都 | 時給1,163円×60時間=69,780円/月 |
Webライター(文字単価1.5円) | 時給1,200円×60時間=72,000円/月 |
スキルや実績によって文字単価が上がることもあるので、どんどん収入を増やしていける点も魅力ですね!
大学生がWebライター活動を始めるまでの流れ
実際に大学生がWebライター活動を始めるには、何から始めればいいのでしょうか。
始め方から案件に応募するまでの流れを具体的に見ていきましょう。
パソコンやスマホなどの仕事道具を用意する
Webライターの仕事にはパソコンやスマホなどの仕事道具が必須です。
大学生は、授業でもパソコンを使用する機会もありますし、Webライティングであれば一般的なスペックで問題ないので、自分用のパソコンを持っておくのがおすすめです。
軽さや薄さなどの点で、持ち運びが楽なノートパソコンだと、場所にとらわれずに作業ができるでしょう。
クラウドソーシングサービスに登録する
クラウドソーシングサービスとは、インターネット上で仕事を依頼したい人と仕事を受けたい人をつなぐサービスです。
まずは、大手の「ランサーズ」と「クラウドワークス」に登録するのがおすすめです。
どちらも無料で登録できてライティング案件の数が多い点が特徴です!
プロフィールや職務経歴書を記入する
クラウドソーシングサービスへの登録が完了したら、プロフィールや職務経歴書を記入しましょう。
ライティング案件を発注するクライアントは、応募者のプロフィールを確認するため、案件を獲得するうえでプロフィールの充実度は非常に重要です。
得意な分野や詳しい領域、大学で学んでいる学問などを記載しておくのがおすすめです。
案件を探して応募する
クラウドソーシングサービスへの登録とプロフィールの記入が完了したら、実際に案件に応募してみましょう。
初心者で実績を積みたい場合は、まずは文字単価0.5円〜1円程度の案件から始めて、慣れてきたら文字単価1円以上の案件に応募するのがよいでしょう。
大学生がWebライターになるうえでの注意点
Webライターは大学生におすすめの副業ではありますが、実際にWebライターになるうえでは注意しておきたいポイントもいくつかあります。
以下では、Webライターを目指す大学生に向けて3つの注意点について解説します。
コンスタントに案件が受けられる保証はない
クラウドソーシングで案件に応募したとしても、かならず案件を獲得できるとは限りません。
また、継続的に依頼をもらえるクライアントを見つけるまでに時間がかかることもあります。
たとえ継続案件を獲得したとしても、案件終了やサービス終了などの可能性もあり、コンスタントに案件が受けられる保証はないということを覚悟しておく必要があります。
はじめから高単価案件をとるのは難しい
はじめのうちは実績がないためどうしても文字単価が低くなってしまいます。
また、低単価案件でもなかなか受注できず、苦戦することもあるでしょう。
しかし、地道に実績を積み重ねていけば、高単価の案件を獲得できるようになっていくはずです。
扶養控除や所得税の収入ラインに注意する
学生の場合、ほとんどの方は両親の扶養に入っており、収入によっては確定申告や扶養控除などの手続きが必要となります。
以下では、2024年8月現在の法律をもとに、収入金額ごとに注意したいポイントについて解説します。
所得20万円以上は確定申告が必須になる
大学生がWebライターとして活動する場合、フリーランスとして案件を獲得していくことになります。
アルバイトなどの給与以外の所得が20万円を超える場合、確定申告が必要です。
所得48万円を超えると扶養から外れる
所得が48万円を超えると扶養親族の対象から外れてしまい、扶養控除が利用できなくなってしまいます。
扶養から外れると自由に働けるようになる一方で、親の税負担が増えたり、自分で社会保険の負担をすることになったりする点に注意が必要です。
年収103万円を超えると所得税が課される
年収が103万円を超えると、扶養親族の対象から外れてしまうと同時に所得税が課されます。
たとえば、105万円稼いだ場合、103万円を超えた2万円分に対して所得税がかかります。
大学生Webライターが稼げるようになるためのポイント
市場のWebライターと比較された際、どうしても社会経験のない大学生という点は弱点になりやすいです。
そのため、案件を獲得していくうえでは、大学生であっても納期を守り、品質を担保した成果物を納品できるとアピールすることが大切です。
以下では、大学生Webライターが稼げるようになるためのポイントについて解説します。
短納期の案件に対応できることをアピールする
大学生ならではの強みとして、自由に使える時間が多い点があげられます。
たとえば副業でWebライターをしている会社員の場合、平日の日中を作業にあてることは難しく、納期までに1-2日程度の案件はリソース的に受けられないケースも多いです。
一方、大学生であれば授業の空きコマを利用したり、夜間や早朝にも作業をしたりして、短納期の案件にも対応できるはずです。
納期の短い案件に対応できるライターは、クライアント視点でも貴重なため、案件を獲得しやすくなるでしょう!
ポートフォリオを作成する
ポートフォリオとは、自身のスキルや経験、実績などをまとめた資料のことです。
実際に執筆した記事をポートフォリオに載せることで、あらかじめ納品物のクオリティがわかるため、クライアントとしても品質面の懸念を払拭できるでしょう。
また、ポートフォリオが見やすい形にまとめられていると、読み手のことを考えた成果物がつくれるというアピールにもつながります。
ライティングやSEOのスキルを高める
SEOとは、検索エンジン最適化を意味する言葉で、GoogleやYahoo!の検索結果画面でWebサイトを上位表示させるための施策です。
市場にあるライティング案件の多くは、SEOを目的とした記事コンテンツ制作であるため、SEOスキルをもったWebライターは重宝されやすいでしょう。
Webライターを目指すならBloBiz
Webライターになるのは難しいことではなく、資格や経験がなくてもなれるため、だれでも今すぐにWebライターを名乗ることはできます。
しかし、コンスタントに案件を受けて、毎月安定した売上をつくれているWebライターはごくわずかです。
とくに、独学でWebライティングを始めた初心者の方は、ライティングの基礎ができていないことが原因で、単価アップや継続発注にならないケースが多々あります。
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