ブログを始める際、もっとも重要な要素の一つに「ジャンル」があります。
運営途中でブログのジャンルを変えることは難しいため、基本的にははじめに選んだジャンルでずっとブログを書いていくことになります。
趣味でブログをやるのであれば、自分が書きたいジャンルにしたり、特定のジャンルを決めずに雑記ブログにしたりしてもよいですが、ブログで稼ぐのであれば戦略的ジャンルを決める必要があります。
この記事では、ブログのジャンルの決め方、アドセンスやアフィリエイトで稼ぎやすいジャンルについて紹介します。
ブログジャンルの決め方はなぜ重要？
ブログのジャンルにはさまざまなものがありますが、ある程度「稼ぎやすいジャンル」は決まっています。
たとえば、なんとなく稼げそうという理由から、美容や化粧品などのジャンルを選んだとします。
しかし、書き手であるあなた自身が興味がなければ、すぐにネタがなくなってしまうほか、しばらく書き続けても収益化するのは難しいでしょう。
目先の収益だけを重視してジャンルを決めてしまうと、自分に合っていないジャンルで記事を書くことになってしまいます。
一方、自分の興味があるという理由だけでジャンルを決めると、いろいろな記事を書けるかもしれませんが、収益化するには一定数の読者を集める必要があります。
つまり、ブログのジャンルを決めるうえで重要なポイントは、以下の2つを満たすジャンルであることです。
- 自分の興味があるジャンル
- 多くの人に興味をもってもらえるジャンル
ブログジャンルの決め方・選び方
次に、ブログジャンルに悩む方に向けて、5つの選び方について説明します。
自分の興味・関心があるジャンル
ブログの運用をはじめても、すぐに収益は見込めません。
実際に収益化できるまでには、目安として半年ほどの期間がかかります。
そのため、自分の興味があり、継続しやすいジャンルを選ぶことが大切です。
専門性を発揮できるジャンル
ブログを読む人は、なんらかの情報を求めています。
たとえば、この記事であれば「ブログのジャンルの選び方」という情報を求めている人が読んでいます。
しかし、読者の目的はただ情報を得ることではなく、正確な情報を求めているため、記事を書いた人が専門的な知識をもっていると感じれば、読者はより興味をひかれます。
専門家までいかなくても、ほかの人よりも詳しいジャンルであれば大丈夫！
（例：年間100冊の本を読む大学生が本当におすすめする本）
継続して執筆できるジャンル
記事を執筆するには、なかなか時間や手間がかかります。
しかし、収益を発生させるまでにはある程度の記事数がいるため、それだけ時間や手間を費やさなければいけません。
そのため、継続して執筆できるジャンルを選ぶのがポイントです。
ニーズが期待できるジャンル
ブログを収益化するには、多くの読者を集める必要があることから、ニーズが期待できるジャンルを選ぶことが大切です。
「ニーズ」とは、顧客が抱えている願望や解決したい悩みのことを指します。
ニーズを把握するには、世の中の人々がどんなことに悩んでおり、どんな情報を求めているのかを調査するべきです。
YouTubeで人気の動画、Twitterの話題などから情報収集する方法もおすすめ！
収益性・成約率が高いジャンル
ここまで紹介した条件を満たすジャンルの候補がいくつかある場合は、それぞれのジャンルの収益性をもとに決める方法があります。
収益性とは、広告を掲載したときにどれくらいの広告収入が見込めるかを指しています。
アドセンスであればブログのジャンルと関連性の高い広告主がどれくらいいるか、アフィリエイトであれば掲載したい広告の単価や承認率はどれくらいかをリサーチします。
なお、アフィリエイトの場合は、1クリックあたりの報酬金額の目安であるEPC（Earning per Click）もチェックしておきましょう。
EPC=発生報酬÷クリック数で求められます！
ブログジャンルが決まらない方に！決め方の具体例
ブログのジャンルをなかなか決められないときは、以下のようなアプローチがおすすめです。
- 自分自身について書き出してみる
- APSの案件を確認する
- トレンドをリサーチする
自分自身について書き出してみる
ブログで稼ぐためには、自分自身と親和性の高いテーマに絞ることがポイントになります。
そこで、まずは自己分析をかねて、自分の特技や趣味、経歴や資格、好きなことなどを書き出してみましょう。
自分では当たり前のように感じていたことでも、ほかの人からみると専門的な知識や経験をもっているかもしれません。
もし食べることが好き→楽天市場のお取り寄せグルメでアフィリエイトのように、発想次第でなんでもマネタイズにつなげられます！
ASPの案件を確認する
ASP（Afilliate Service Provider）とは、アフィリエイターと広告主をつなぐプラットフォームです。
アフィリエイトで紹介する商材は、基本的にASPのなかから選ぶ仕組みになっており、そもそもASPに掲載されていない商材の広告はブログ内に貼れません。
そのため、ASPにどんな案件があるかをチェックしておくのがおすすめです。
ただし、多くのASPには審査が設けられていて、ブログを開設したばかりのころは登録できないため、まずは審査のないA8.net
ともしもアフィリエイトに登録してみましょう。
Amazonや楽天市場のアフィリエイトは、マーケット内のほぼすべての商品を紹介できるため、事前にASPに登録してチェックしなくてもOK！
トレンドをリサーチする
TwitterやInstagramなどのSNSをリサーチして、どんなジャンルが興味をひけるかをチェックするのもポイントです。
たとえば、Twitterでリサーチする場合は検索画面の「トレンド」、Instagramの場合は人気のハッシュタグなどが参考になります。
ブログジャンルの決めるときのポイント・注意点
次に、ブログのジャンルを決める際のポイントについて解説します。
ブログのジャンル一覧を把握する
ブログジャンルを決めるにあたって、どんなジャンルがあるのかを知ることは大切です。
具体的には、以下のようなジャンルでマネタイズが可能です。
| ジャンル | 商材 |
| 美容 | 脱毛、美容アイテム、ダイエット食品など |
| グルメ・食品 | お取り寄せグルメ、デリバリーサービスなど |
| ファッション | ファッションサイトなど |
| 金融・投資 | FX口座開設、クレジットカードなど |
| 不動産 | 不動産サイト、引越し業者など |
| ビジネス | 転職エージェント、クラウドソーシングなど |
| 学習 | 資格スクール、英会話など |
| エンタメ | オンデマンド動画サービスなど |
| スポーツ | オンデマンド動画サービスなど |
| IT・Web | PC、レンタルサーバーなど |
| 恋愛・結婚 | マッチングアプリなど |
YMYL領域ジャンルは避ける
YMYL（Your Money Your Life）とは、記事を読んだユーザーの健康やお金に影響を与えるトピックのことです。
具体的には、以下のようなジャンルがYMYLにあたります。
- ニュース
- 金融（保険、株式、不動産など）
- 医療（病院、医薬品、脱毛など）
- 健康（漢方、サプリメントなど）
- 法律
YMYL領域では、専門的な知識や経験がない人の書いた記事が検索結果の上位に出てしまうと、多くのユーザーに不利益を与える危険があるため、発信元の知識や権威性が重視されます。
つまり、一般人が書いたブログ記事は評価されにくく、収益化も難しいといえるでしょう。
ライバルの強い市場は避ける
アフィリエイト報酬の単価が高いジャンルは、魅力的ではありますが、それだけ競合サイトも多くなります。
また、大手企業や経験豊富なアフィリエイターが運営する競合サイトがあると、初心者の方が参入してもほとんど流入を獲得できない可能性が高いでしょう。
ライバルの多いジャンルには、以下のようなものがあります。
- 転職
- 投資
- クレジットカード
- ダイエット
- 脱毛
- バストアップ
- 光回線
初心者の方におすすめの穴場ジャンルは↓で紹介しています！
はじめから1ジャンルに絞る必要はない
特化ブログの方が有利な部分はありますが、かならずしも一つのジャンルに絞らなくても大丈夫です。
ただし、いくつものジャンルを並行してブログを運営した結果、一つのジャンルに対して記事が少なすぎる状態になってしまうのは好ましくないため、最大でも3ジャンルほどにおさえておきましょう。
【Q&A】ブログジャンルの決め方に関する質問
最後に、ブログジャンルの決め方に関する悩みや疑問に回答します。
稼げないブログジャンルは？
まったく稼げないブログジャンルというのはほぼありません。
雑記ブログでも一定数の読者がいればアドセンスで収益化できますし、趣味でやっているブログであっても関連性のあるアフィリエイト商材を見つければ収益化できます。
ただし、稼ぎにくいジャンルをあげるとすれば、以下のとおりです。
- YMYLジャンル
- アフィリエイト報酬単価が低いジャンル
- 一時的な流行に左右されるジャンル
稼げるブログジャンルは？
稼げるブログジャンルは、よく読まれるジャンルとも言い換えられ、悩みをもっているユーザーが多いジャンルほど大きな収益が期待できます。
具体的には、以下のような例があげられます。
- 健康・美容
- 恋愛
- 金融・投資
ただし、稼げるジャンルは競合が多いため、稼ぎやすいわけではない点に注意！
おすすめの穴場ジャンルは？
ここまで記事を読んだ方のなかには、結局すべての条件を満たすジャンルなんてほとんどないと感じている方もいるかもしれません。
たしかにどんなジャンルを選んだとしても簡単に稼げるわけではなく、一定の時間や手間は避けられません。
しかし、アフィリエイト業界では定期的に穴場ジャンルが生まれ、はじめに参入した方は比較的稼ぎやすく、次第に競合度が高くなっていきます。
そのため、穴場ジャンルは確実に存在します。
ゲーム・eスポーツジャンル
ゲームのなかでもeスポーツ領域は、近年とくに盛り上がっているため、トレンド性と将来性のあるジャンルです。
ゲーム機やゲームソフトはもちろん、ゲーミングPCやキーボード・マウスなどの周辺機器の物販アフィリエイトでマネタイズが可能です。
たとえば、Amazonの物販アフィリエイトの場合、報酬単価は商品価格の2〜3％ほどとあまり高くありませんが、競合性が低く狙い目のジャンルといえるでしょう。
アイドルグッズジャンル
アイドルグッズは、グループ名や個人名などの検索にヒットしやすく、駆け出しのアイドルであってもコアなファンがいれば一定数の検索があることから、流入を獲得しやすいジャンルです。
商材としては、アイドルグッズの買取サービスなどがアフィリエイト広告を出稿しているため、買取サービスへの登録や申し込みに対して報酬が発生します。
単価も2,000円から4,000円前後となっており、報酬単価が高く、競合性が低いジャンルの一例といえるでしょう。
雑記ブログより特化ブログの方が稼ぎやすい？
雑記ブログと特化ブログを収益性の点で比べたときには、圧倒的に特化ブログの方が有利です。
ジャンルをなかなか決められないと、いっそ雑記ブログにしようかと考える方もいますが、2〜3ジャンルを混在させてでも特化ブログにすべきです。
売上を発生させるには、SEOやSNSなどから流入を獲得する必要がありますが、雑記ブログは「書いている人」にファンがつかない限り集客できません。
一方、特化ブログは特定のジャンルに絞って記事を書くことで、SEO的に評価されやすいサイト構造になるほか、SNS上でも特定ジャンルのコミュニティを構築できるため、内容がしっかりしていれば集客できます。
また、特定のジャンルに対して深堀りした記事が増えていくことから、サイトを訪問したユーザーの回遊を促しやすくいうえ、リピーターも獲得しやすいというメリットがあります。
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ブログ運営で稼げるかどうかを左右するのは、はじめにどんなジャンルを選んで、どんなブログサイトにするかという点です。
実際、ブログをやっていて稼げないという方をみていると、そもそもブログが収益化に適したつくりになっていない方も少なくありません。
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