ブログの広告で稼ぐ方法に、Googleアドセンスを利用する方法があります。
しかし、アドセンスは審査があるうえ、アフィリエイトよりも稼げないという意見もあり、利用を悩む方も多いでしょう。
この記事では、Googleアドセンスの概要、アドセンスの審査に受かる方法、稼ぐためのコツについて解説します。
Googleアドセンスとは
Googleアドセンスとは、Googleが提供している広告配信サービスです。
Googleアドセンスは、サイトに訪問した人が広告をクリックするたびに報酬が支払われます。
また出稿される広告については、Google側が最適なものを表示するため、サイト訪問者の広告クリック率も高くなりやすいです。
Googleアドセンスの仕組み
Googleアドセンスの仕組みを大まかに解説すると、以下の６つに分けられます。
- 企業などがGoogleに広告の出稿依頼をする
- サイトなどに広告を出稿する
- サイト内に広告が表示される
- サイト訪問した人が広告をクリックする
- 広告がクリックされるとGoogleに広告主が広告費を支払う
- 支払われた広告費の一部がGoogleからサイト管理者に支払われる
広告を出稿したい方が、サイトの管理者と直接やり取りするのではなく、Googleが仲介人として広告費の徴収や広告の出稿をしてくれます。
Googleアドセンスとアフィリエイトの違い
Googleアドセンスとアフィリエイトの違いは、主に報酬の支払われるタイミングにあります。
アドセンス報酬が支払われるタイミングは、サイトを訪問した人が広告をクリックすると支払われる仕組みです。
アフィリエイトはサイトを訪問した人が広告をクリックして、商品を購入、あるいはサービスに申し込みが完了したタイミングで報酬が支払われます。
報酬が入る頻度としてはGoogleアドセンスの方が多いですが、１回の報酬単価はアフィリエイトの方が高いです。
Googleアドセンスのメリット
ブログ記事などでよく見かけるGoogleアドセンスですが、利用するメリットは主に２つあります。
- 広告がクリックされたら報酬が発生する
- 表示しない広告のジャンルを設定できる
広告がクリックされたら報酬が発生する
前述したとおり、Googleアドセンスは広告が出稿されているサイトに訪問した人が広告をクリックすることで報酬が発生します。
一方アフィリエイトは、広告をクリックするだけではなく、商品を購入してもらうなど、結果が出なければ報酬が発生しません。
これらの点からも、Googleアドセンスは比較的報酬を受け取りやすいといえるでしょう。
しかし、アドセンスで稼ぎたいのであれば、かなりの数の広告をクリックしてもらう必要があるため、収益を増やすことが難しいです。
Googleアドセンスは、とにかく収益を出したい方に向いています！
表示しない広告のジャンルを設定できる
ユーザーにサイト内の広告をクリックしてもらうためには、記事の内容と広告の内容が一致している必要があります。
極端な例ではありますが、ダイエットに関する記事に対して、お菓子の広告を貼ってもクリックはされにくいです。
なぜなら、サイト訪問者は「痩せたい」などの目的で記事を見ているのに対し、広告はダイエットとは真逆の内容のものが貼られているからです。
Googleアドセンスで効率よく報酬を得るためには、広告の内容をある程度絞る必要があります。
Googleアドセンスでは、表示したくない広告のジャンルを設定できるため、記事内容と広告を一致させやすいです。
Googleアドセンスが儲からないって本当？
Googleアドセンスについて調べると、「儲からない」などの言葉を目にしたことがある方もいるのではないでしょうか。
もちろんアドセンスで収益化はできますが、アドセンスを主体として稼ぐのは厳しい傾向にあるのも事実です。
Googleアドセンスでも収益化はできる
Googleアドセンスを利用しても収益を出すことは可能です。
前述したとおり、サイトに訪問した人が広告をクリックするだけで報酬が発生するため、アフィリエイトよりも収益を上げるハードルは低いといえます。
また、１クリックあたりの単価が低いですが、サイトPV数が数十万もあれば、ある程度の収益も見込めます。
このように、Googleアドセンスであっても収益を出すことは可能です。
Googleアドセンスは儲からないといわれる理由
Googleアドセンスで収益を出すことは可能ですが、アドセンス１本で稼ぐには限界があります。
アドセンスで稼ぐのが厳しい理由としては、以下の３つです。
- 広告単価が低い
- アクセス数とクリック数が多くないと厳しい
- サイトから離脱されやすい
まず広告単価が低いため、アドセンスで稼ぎたいのであれば、かなりの数のアクセス数とクリック数が必要になります。
そのため、サイトPV数が低い場合、アドセンスで稼ぐのは厳しいです。
また、記事内容と広告内容がマッチしないと、サイト訪問者に不快感を与えてしまい、サイトから離脱する可能性もあります。
記事が読まれないと広告も見てもらえないため、負の連鎖が生まれやすいです。
Googleアドセンスで収益化するためのコツ
ブログ運営を始めたばかりの方のなかには、アドセンスで収益を上げるのは難しいと感じた方もいるのではないでしょうか。
しかし、対策をしっかり立てれば、アドセンスでもある程度稼げるようになります。
アドセンスを利用して稼ぎたい方は、以下４点に注意してサイト運営をしましょう。
アクセスを集めやすいジャンルを選ぶ
Googleアドセンスで稼ぐには、広告をクリックしてもらう必要があります。
広告をクリックしてもらうには、まずサイトに多くのユーザーを集めなければいけません。
そして、多くのユーザーを集めるには、記事を作成する際に人気のジャンルを選ぶ必要があります。
しかし、ただ人気があるジャンルを選ぶだけだと、競合サイトとユーザーの奪い合いになってしまいます。
そのため、ジャンルを選ぶ際には人気があり、競合が少ないものを選ぶといいでしょう。
質の高い記事を増やす
多くのユーザーに記事を読んでもらうためには、ユーザーの悩みを解決できる記事を作成する必要があります。
たとえば、ダイエットに関する記事タイトルに対して、ダイエットとかけ離れた内容であるとユーザーがサイトから離脱してしまいます。
なぜなら、上記の記事ではユーザーのダイエットに関する悩みを解決できないためです。
そのため、サイト運営者はユーザーの悩みを解決できる、質の高い記事を作成することが求められます。
記事を読んでもらえるようにクオリティの高い記事作りを目指しましょう！
SEO対策をする
SEO対策とは、ユーザーがキーワードを検索したときに、自分のサイト（記事）が上位に表示されるように対策することを指します。
より多くのユーザーにサイトを訪問してもらえるかは、どれだけSEO対策ができているかで決まるといっても過言ではありません。
有効なSEO対策としては、以下のようなものがあります。
- キーワード選定をする
- ページを表示するスピードを上げる
- ユーザーが惹かれる導入文にする
- 画像にAltタグをつける
- 記事内に目次やリンクを設置する
SEO対策は非常に奥が深く、上記以外にも対策方法はたくさんあります。
また、サイトを上位表示させるために、同じキーワードの上位記事を研究するのもいいでしょう。
定期的にリライトする
記事は一度書いて終了ではなく、改善を続けていく必要があります。
リライトすることで、以下のようなメリットがあります。
- 検索エンジン上位表示の向上
- 読者のリピート率の向上
- 記事の再利用
１つ目のメリットは、検索エンジンで上位表示されやすくなる点です。
記事の最新化や内容の改善によってアルゴリズムに適合しやすくなります。
２つ目は、読者のリピート率が向上することで、リライトにより不適切な表現や古い情報が修正されるため、読者からの信頼度を高められます。
３つ目は、新しい視点でのアプローチや構成の変更によって、新たな記事として再利用ができる点です。
古い記事から新しい記事を作り出すことで、ユーザーに新しい情報を提供できます。
上記の理由から、ブログ記事を定期的にリライトすることは、ウェブサイトの運営において重要な作業の一つとなります。
Googleアドセンスを始めるための４ステップ
実際にGoogleアドセンスで収益を上げるには、いくつか事前準備が必要です。
広告を出稿するにあたって、以下４つの準備をしましょう。
１. ブログを開設する
Googleアドセンスを始めるには、広告を出稿するためのブログを用意する必要があります。
ブログを始める際、有料ではありますが、WordPressを利用すると良いでしょう。
もちろん無料のブログを利用しても問題はないですが、WordPressを利用すると以下のようなメリットがあります。
- 広告を出稿する位置に制限がなくなる
- アドセンス収益を得やすい
- 自動で広告を出稿することも可能
- SEO対策がしやすい
２. 記事を10記事ほど用意する
ブログを開設したあとは、広告を出稿するための記事を執筆します。
10記事程度執筆したあとに、アドセンスの審査に進みましょう。
記事を執筆する際の注意点は、質の良い記事を執筆することです。
中身のない記事はユーザーの悩みを解決しないうえ、アドセンスの審査にも良い影響を与えません。
そのため、質のある良い記事を作成する際は、ユーザーの悩みや疑問を解決できる内容、そしてほかの記事とは違う独自性などを意識して執筆しましょう。
３. Googleアドセンスの審査を受ける
広告を出稿するための記事を準備したら、いよいよGoogleアドセンスへ申し込みをしましょう。
手順は以下の６つです。
- Googleアカウントを取得しログインする
- Googleアドセンス公式ページにアクセスする
- Googleアドセンスアカウントの作成をする
- ユーザー情報を入力する
- 用意したブログにアドセンスコードを貼る
- 管理画面を開き完了する
４. アドセンス広告をブログに設置する
審査に通過したら、執筆したブログに広告を貼りましょう。
広告の貼り方は主に２つあります。
- 記事内にコードを貼るパターン
- ウィジェットを利用しコードを貼るパターン
Googleアドセンスの審査に受かるために必要なこととは？
Googleアドセンスの審査に受かるためには、前述した準備をただ進めるだけでは通過できません。
審査に通過しやすいようにするためにも、以下の点に注意しつつ、準備を進めましょう。
ユーザーにとって有益な内容にする
記事の内容を、ユーザーの悩みや疑問を解決できる内容にしましょう。
記事の内容に中身がなく、ユーザーの悩みや疑問を解決できない記事は、離脱率が高くなります。
ユーザーに必要とされない記事は、審査にも悪い影響が出る可能性があるため注意しましょう！
独自性のある内容にする
記事の内容に関して、もう一点注意すべきことがあります。
それは、独自性のある内容にすることです。
ほかの記事に書かれている内容をそのまま、あるいは一部だけを変更して執筆するのは避けましょう。
ユーザーが求めている悩みや疑問に対して、自分の言葉で文字にして伝えることが重要です。
画像を入れる
記事のなかに、画像を２〜３枚入れるように意識してみましょう。
文字だけの記事は見にくく、ユーザーからすると読んでいて疲れてしまいます。
また、文章だけでわかりにくいところは、グラフなどを作成して載せておくと、ユーザーの理解度も上がります。
結果的に画像やグラフを載せることが、質の良い記事へと繋がるのです。
ユーザビリティを意識する
記事を作成する際は、ユーザーにとって記事が見やすいか、などのユーザビリティを意識して作成する必要があります。
たとえば、記事内の目次から気になる見出しへ飛べるようにしておくと、ユーザーが見たいところを探す手間が省けます。
また、記事内で解決できそうにない内容に関しては、専門のページリンクを貼っておくと、ユーザーが記事を探す手間が省けます。
このように、ユーザーに「このブログサイトは便利だな」と感じてもらうことが重要です。
お問い合わせ・プライバシーポリシーを作る
ブログサイト内に問い合わせ先やプライバシーポリシーを作ると、記事の信用度が上がります。
問い合わせ先は、SNSや電話番号などで問題ありません。
また、プライバシーポリシーは、アドセンス広告を出稿する際に必ず必要になります。
Googleアドセンスは無料ブログでも利用できる？
結論からいうと、Googleアドセンスで収益を上げるには、有料のブログを利用した方が効率が良いです。
しかし、無料のブログでもアドセンスは利用できるため、費用をかけずにブログ運営をしたいのであれば、無料のものを利用しましょう。
審査には独自ドメインが必要
アドセンス審査を受ける際は、独自ドメインを使用する必要があります。
独自ドメインは、無料のブログでも使用できる場合があります。
ただし、独自ドメインを取得する際は費用がかかる場合が多いため、すべてを無料で行うのは厳しいといえます。
Googleが提供する「Blogger」はアドセンスの審査ができる
BloggerはGoogleが提供している無料ブログです。
無料ブログのなかでも機能が充実しており、独自ドメインも利用可能です。
もし、無料でブログに取り組みたいのであれば、Bloggerを利用するのがおすすめです。
まずは記事の執筆に注力しよう
Googleアドセンスはアフィリエイトに比べて、大きな金額を稼ぐことは難しいですが、現在も利用している方が多いです。
もしアドセンスを利用するのであれば、準備段階では記事の執筆に注力するといいでしょう。
前述したとおり、アドセンスの審査に受かるためは、質の高いコンテンツを作成する必要があります。
ユーザーが価値を感じる内容のコンテンツ作りができるよう、つねに心がけて執筆していきましょう。
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ブログ運営で稼げるかどうかを左右するのは、はじめにどんなジャンルを選んで、どんなブログサイトにするかという点です。
実際、ブログをやっていて稼げないという方をみていると、そもそもブログが収益化に適したつくりになっていない方も少なくありません。
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